＜　ダイエット臭について　＞

昨今、日本でも肥満が深刻な社会問題となりつつあります。
アメリカではすでに大きな社会問題となっています。

アメリカで肥満者の割合が急上昇 ライフスタイルが問題の核心か　
2018年1月14日　Livedoor　Newsより

栄養価の高い食材が簡単に入手でき、カロリーの高い食事と運動不足やライフスタイルの変化が原因です。
飢えることが減った昨今、ぜいたくな悩みでもあります。

肥満気味になりダイエットをする場合、食事の摂取カロリーを減らし、運動で代謝を上げていくのが一番良いのですが、楽に早く痩せたいため、また誤った情報を見て、食事制限だけをしてダイエットを行っている方がたくさんいます。
最初のうちはすぐに効果がでます。
しかし食事制限だけのダイエットを行っていると、これ以上やせられないという壁にすぐに突き当たります。
このこれ以上やせられない壁は、摂取カロリーの減少によるエネルギー不足に、体が対応して基礎代謝を低下させることによるものです。
このように基礎代謝が低下し、やせにくい体質になってしまった結果、ダイエット臭が発生するのです。

＜　ダイエット臭の原因　＞
ダイエット臭は、ケトン臭という甘酸っぱい典型的なニオイが原因です。
このニオイは、血中に増加した脂肪酸が、TCA回路（クエン酸回路）に入って燃焼されずに、別な経路で、ケトン体というニオイ物質に合成されてしまうことで生じるのです。
ケトン体は、糖尿病の時に出るニオイと同じで、強烈なニオイ物質です。
このケトン体が血液の中に増加すると、まず呼気や汗腺の汗、さらには尿の中にも排出されて、最終的には体全体から甘酸っぱいツーンとしたダイエット臭となります。
健康にも体臭にも悪影響を及ぼす誤ったダイエット方法には気をつけましょう。

＜　ダイエット臭の原因物質ケトン体質になるまでを知ろう　＞
摂取カロリーの減少によるエネルギー不足に、体が対応して基礎代謝を低下させます。
生物しての生命活動を維持するための自己防衛本能によるものです。
本能なのでコントロールはできません。
そして運動をしないことにより筋肉での熱生産も低下してしまい、さらに代謝の速度が遅くなり基礎代謝の低下に拍車をかけてしまい、さらに脂肪の燃焼効率が抑えられます。
食べない　→　体が生命保持のため基礎代謝を低下　→　運動しない　→　体が冷える　→　脂肪が燃焼しにくくなる　→　痩せない　→　だから一層食べない
まさに負の悪循環ですね。摂取カロリーの減少によるエネルギー不足に、体が対応して基礎代謝を低下させます。
このニオイは、血中に増加した脂肪酸が、TCA回路（クエン酸回路）に入って燃焼されずに、別な経路で、ケトン体というニオイ物質に合成されてしまうことで生じるのです。
ケトン体は、糖尿病の時に出るニオイと同じで、強烈なニオイ物質です。

＜　ダイエット臭の発生部位　＞
ダイエット臭はケトン体となったニオイ物質が皮膚ガスとして発生してしまうため全身の皮膚から発生します。