口臭について 原因 対策 他
< 口臭について >
口臭には、様々な原因があり、口臭の種類によっては我慢ができるものとできないものがあります。
口臭は人と会話する際に、相手に不快感をもっとも与えやすいので注意が必要ですね。
会話の際にどうしても相手に息が吹きかかってしまいますので、会話のお相手の方はニオイを強く感じてしまいます。
ビジネスシーンでも口がクサイ相手との会話は、話がはずみませんので注意が必要です。
恋愛でもそうですね・・・相手の口がクサイとムードもなにもあったもんじゃありません。
それに体臭が重なってくると良い印象を持っていただくことは難しいですね。
人間も生き物です。
個々の体臭にも違いがあるように、口の中のニオイにも違いがあります。
生き物なのでニオイはかならず発生します。
正常な口のニオイは医学的に生理的口臭と言います。
しかし病気やその他の要因で他人を不快な気持にさせる口のニオイを口臭と称します。
自分以外の他人が不快感を覚えるかどうかで口臭かそうでないかが決まります。
私も同じ電車に乗った際、スゴイ口臭の方近くにいて、とてもキツかったことが何回かありました。
私自身も口臭を発生しやすい持病があり常に気にしておりますが、相手あってのこと、自分自身ではなかなか気づきにくいのが難しいところです。
また新しい口臭としてスマホ口臭と言われるものが出てきました。
< 口臭の原因 >
まずは、口臭の原因について考えてみましょう。
口臭の原因には、口内由来のもの、病気由来のによるもの、飲食由来の3つに大別されます。
厳密に言えばもっとあるかも知れませんが、ここではこの3つについて考えて見たいと思います。
・口内由来のもの
1、歯周病
昔、「リンゴを食べると歯茎から血が出ませんか?」というコマーシャルがありました。
ご存知の方は年齢が分かりますね・・・
歯周病が原因で発生する口臭です。
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる歯肉(しにく)(歯茎(はぐき)のこと)の炎症です。
歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないでいると、そこに歯垢(しこう)が蓄積し。歯肉が炎症を起こして赤くなったり腫れたりします。
初期の段階では痛みはほとんどの場合ありません。
症状が進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯がグラグラになり最悪、歯が抜け落ちてしまいます。
骨や歯周辺の細胞が細菌の発生で炎症を起こすために口臭が発生するのは当然のことでしょう。
また歯周病は以下の要因でも起こり得ます。
ー歯ぎしり、くいしばり、かみしめ
ー冠や義歯の不適合
ー不規則な食習慣
ー喫煙
ーストレス
ー全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)
ーある種の薬の長期服用
2、虫歯
虫歯で歯に空洞ができたり、歯が割れたりなどして隙間に入り込んだ食物が腐敗をして口臭を発生させます。
歯垢や強い酸などが、歯の表面のエナメル質を溶かして虫歯の原因となります。
ストレスなどでも唾液が酸性になり、虫歯になることもあります。
余談ですが、私の人生初の虫歯はストレスによるものでした・・・
会社に隠れて転職活動をしているとき、唾液がなんか酸っぱいなと感じたら、虫歯だらけになっていました。
ストレス恐るべしです。
3、唾液が少ない
口腔乾燥症(別名ドライマウス)の病名があります。
水分不足によって口が渇く場合と、他の原因によって唾液の流出が悪くなって口が渇くものが混在しています。
単なる水分不足で口が渇くも場合は、水分を補給することによって改善する生理的現象であって病気ではありません。
水分不足によって口が乾く場合でも口臭は発生します。
口腔乾燥症(ドライマウス)は唾液腺の機能異常やその他の原因で、水分の補給では改善できません。
さらに主たる原因がない口腔機能の低下による口腔乾燥も口腔乾燥症(ドライマウス)のひとつです。
口腔が乾燥することは、歯周病や虫歯の発生にもつながりますし、他の疾病要因ともなりますので注意が必要です。
・病気由来のもの
呼吸器系(肺癌、肺腫瘍など)、消化器系(胃癌、食道気管など)、耳鼻咽喉系(扁桃炎、咽頭膿瘍、咽頭癌など)、気管支、肺のカンジタ感染、糖尿病、肝硬変、肝臓癌、トリメチルアミン尿症などなど病気になると様々な口臭が発生する場合があります。
原因の病気を治さないとこれらの病気で発生した口臭は防げませんね。
早めの治療を心がけましょう。
・飲食や喫煙、アルコール由来のもの
ニオイの強い食べ物やそのほかの飲食、タバコの喫煙、飲酒などにより口臭が発生しますね。
食べ物だとニンニク、納豆やタクアン、ニラやネギ、コーヒーやパンなどが発生原因となる場合があります。
コーヒーやパン?って思いますよね・・・
コーヒーですが、コーヒーに含まれるカフェインに交感神経を緊張させる働きがあります。
そのため、唾液の分泌量が減少するとの報告があります。
パンですが、飲み物を飲まずにパンを食べると、パサパサしていますよね。
ご推察の通りパンに水分を取られ、口腔乾燥症(別名ドライマウス)に近い状態となってしまいます。
ちゃんと水分を取りながら食べましょう。
またタバコやアルコールはほどほどにしましょう。