＜　ストレス臭について　＞
日本経済新聞記事より一部抜粋　2018/10/2 15:47
資生堂は2日、ストレスが原因で発生する皮膚ガス中の臭い成分を特定したと発表した。この成分の臭いを抑制する技術も合わせて開発した。制汗剤など体臭をケアする日用品の国内市場が成長を続けるなか、今回の基礎研究の成果を生かし、2019年春以降、「ストレス臭」を防ぐ商品の発売を目指すという。

人はストレスを感じると、ストレス臭を発生するという怖い研究報告が資生堂より2018年の10月に発表されました。
ストレス臭のニオイ物質をSTチオジメタンと命名しました。
ストレス臭はどんなニオイかというとストレス臭は「ラーメンの上のネギ」のような臭いとのことです・・・
ニオイの表現って難しいですね。
資生堂は加齢臭の原因の発見を含め、基礎研究が素晴らしいですね。
これから体臭に関する様々な研究の発表、対策用品の販売が待ち遠しいです。
ところでこのストレス臭ですが、恐ろしい効果があります。
ストレスを感じてストレス臭を発生している人のストレス臭を、他人が嗅ぐとその人もストレスを感じるというものです。
ストレス臭を相互に強化しまくるのですね・・・本当に怖い。
またストレスによって加齢臭やミドル脂臭の悪化も報告されています。
ストレスにより体の抗酸化作用が妨げられたりするためですね。
まさに負の連鎖です。

＜　ストレス臭の原因　＞
ストレスが加わることで、硫黄化合物系の特有の皮膚ガスとして放出されるニオイの原因物質がSTチオジメタンです。
ストレス臭のニオイの成分を特殊な分析機器でしらべた結果、ジメチルトリスルフィド（DMTS:dimethyl trisulfide）とアリルメルカプタン（AM:allyl mercaptan）という2種類の成分がストレス臭の主要成分であることが判明しました。
この物質を発見した資生堂はSTチオジメタンと命名しました。

＜　ストレス臭の原因物質STチオジメタンができるまで　＞
ストレスのニオイの原因物質がSTチオジメタンですが、こちらはまだ未解明です。
今後研究が進みSTチオジメタンの発生メカニズムが解明された場合、ストレス解消への大きな生物化学的な進展が見込めます。

＜　ストレス臭の発生部位　＞
ストレス臭は、皮膚ガスとして発生するため、現状では全身からと考えられます。
こちらについても更なる研究結果が待たれます。

＜　ストレス臭対策　＞
ストレス臭を発生させないための、ストレス対策が大事ですね。
できる対策は何か？
市販の消臭剤や香水やコロンなどの芳香剤を使うことができます。
デオドラント効果のある衣類の着用も多少の効果が期待できます。
ストレス対策についていろいろと調べましたが、マッサージ、気分転換（お茶やコーヒーを飲む）、体操などが大半です。
確かに効果はあると思います。
しかしあくまで一時しのぎのようにしか思えませんでした。
一番良い対策はストレスをできるだけ軽減すること、そして抗酸化食品を多く摂ることが一番良いようです。
生きていく上でストレスとは無縁でいることはできません。
恋人がいない・・・
仕事が上手くいかない・・・
嫌な上司がいる・・・
会社の業績が悪くて先行きが不安・・・
お金が無くて望む生活ができない・・・
家庭問題・・・
子供の問題・・・などなど
ストレスの要因を書き出したらキリがありません。
いろいろなことがストレスの発生の要因となります。
しかし、残念ながらストレスの無い人生などあり得ない。

やはり現実的な解決方法としてストレスの根本原因を正してストレスフリーな人生に変えていくのが一番良いように思えます
金銭的な部分が原因で解決できないなら、生活習慣を変えて節約をする、副業する、転職する、スキルアップをするなどでクリアをしていきましょう。
家族の問題は良く話合って解決を目指しましょう。
仕事における問題も、自分のスキルアップやセミナーの活用、メンタルヘルス
ストレスの解決はもしかしたらは人生成功への道なのかも知れません。

またストレスによって酸化することによっても加齢臭やミドル脂臭が併行して発生してしまいます。
野菜や果物、サプリメントなどで抗酸化物質をたくさん摂取することもおススメします。